前回のブログで地震の二次災害についてお話いたしました。地震はもちろん火災や津波などに対してしっかりと準備をし、正しい行動を心がけることが重要です。今回は地震に対する備えや正しい行動についてお話いたします。
家の中で地震に遭ったら、丈夫な机やテーブルの下にもぐり自らの安全の確保に務めましょう。大きな揺れが治まったら玄関や窓を開けて出口を確保します。2階以上の場所にいるときは慌てずに揺れが治まってからゆっくり1階に降りましょう。
屋外で地震に遭った際、看板や窓ガラスが落ちてくる場合があります。リュックや手さげかばんなどで頭を守り、安全なところに避難しましょう。またブロック塀や自動販売機が倒れることもあり得るので、出来るだけ離れた場所に移動しましょう。
デパート内で地震に遭って避難する際はエレベーターを使ってはいけません。高層階からエレベーターで降りる途中に再度揺れが起きた場合止まって動かなくなってしまうからです。自分一人で判断せず店員や店内放送の指示に従って行動することが重要です。
乗車中に地震が起きた場合は急ブレーキを避け、ゆっくりスピードを落としながら道路の左側に車を停めます。揺れが治まるまで車の中で待機をし、ラジオやスマートフォンで地震の情報を確認しましょう。もし車から出る場合は、緊急車両の通行時に速やかに移動させるため、キーをつけたままドアをロックせずに下車します。この時窓はしっかりと閉め貴重品を車内に残さないようにしましょう。
地震が発生したら身の安全を確保した上でガスの元栓を閉める、ブレーカーを落とす、火をつけている場合は消すなど火災が起きないように対処しましょう。揺れているときに火を消しに行くことが難しい場合もありますので、火が燃え移った時のために家庭用消火器を準備しておくのもおすすめです。
海の近くに住んでいる場合は津波に襲われる可能性も十分あります。地震が起きたら指示を待たず、すぐに高台や避難場所に移動しましょう。高台が無い場合は3階以上の建物に避難し、できるだけ高いところに行きましょう。最初の津波の後にさらに大きい津波が来ることもあるので、一旦治まっても家に戻らないようにしましょう。
地震が起きたら水や電気、ガスなどのライフラインが使えなくなる恐れがあるので、もしもの時のために必要なものを備えておきましょう。食料や飲料水、電池式のライトや懐中電灯、カセットコンロ、携帯のモバイルバッテリーなどは必要不可欠です。
地震が来る前にしっかりと対策を取れば被害の防止や抑制につながります。テレビや本棚などの大きい家具は倒れないように金具で固定し、ガラスが割れないように防護フィルムを貼ることをおすすめします。また、避難場所を事前に確認する、ハザードマップを閲覧するなどの行動も地震対策につながります。
いざ地震が起きるとパニックになってしまい、正しい行動が出来なくなることもあります。日頃から地震についての知識をつけ、きちんと準備をすることで命は守られます。制震ダンパーも地震に対する備えとして効果的なので一度検討して頂ければ幸いです。