家は私たちの生活で欠かせないものですが、改めてどういう役割をしているのかなどはあまり考えないと思います。そこで今一度家の役割とは何なのかを考えていこうと思います。
一つ目は「命や財産を守るシェルター」としての役割です。地震や台風などの災害が襲って来たり雨風や暑さ寒さにさらされたり、生きていれば様々な危険な目に遭うことでしょう。動物たちが巣を作って外敵から身を守るのと同じように人間も災害や犯罪から身を守るための住処が必要です。特に小さな子供を安全に育てるために家は必要不可欠なのです。また、遥か昔の家には米や野菜などの作物を守る役割もありました。例えば弥生時代の高床倉庫は、湿気による作物の腐敗やネズミの食害を防ぐ工夫がなされていました。現代の家にも地震や台風などの自然災害から住む人の財産を守る役割が求められます。命や財産を守り、毎日安全に過ごせる場所であることが、家として重要な役割の一つだと言えます。
二つ目は「心から安心してくつろげる場所」としての役割です。近代以降、仕事のために日本全国に限らず海外にまで飛び出していくことが増え、様々なストレスを感じることも少なくない世の中になりました。しかし家に帰ると不思議と安心感を覚えストレスが和らぐ、そんな経験も多くあることでしょう。家は食事や睡眠など、生きていく上で最も長く過ごす場所です。安全性だけでなく安心感を与えることも家の役割と言えます。
自分の家で安心して暮らすため、まず制震について考えてみてはどうでしょうか。地震は日本で一番身近な災害です。家を建てる際は制震ダンパーや制振システムのご検討も視野に入れることをおすすめします。