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安全な家づくりには重要!屋根の役割や種類について


はじめに

 どんな大きさの建物にも必ず屋根は存在します。普段近くで目にすることが少ない屋根ですが、地震や台風などの災害が多い日本にとって、安全な暮らしをするために必要な存在です。今回はそんな屋根についてお話いたします。

 
 

屋根の役割

 屋根の主な役割として一番に挙げられるのは「雨から家を守る」ことでしょう。日本は梅雨や台風などで雨が頻繁に降る上に、水分や湿気に弱い木造の建物が多いため、雨から家を守るという役割は非常に重要です。また、「地震から家を守る」ということも屋根の役割として挙げられます。一般的に建物は軽ければ軽いほど地震による力の影響が小さいと言われています。重量の軽い屋根を採用することで家にかかる地震力を小さくし耐震性を高める役割を果たします。屋根に使われる材料、いわゆる屋根材には様々な種類があり、それぞれ違った特徴を持っています。

主な屋根材の種類① 瓦

 屋根の材料で最も一般的なのが瓦ではないでしょうか。瓦は粘土を焼き上げて固めて作られており、熱を伝えにくい性質があるため高い断熱性を持っているのが特徴です。また、瓦そのものに耐久性があり、頻繁にメンテナンスをする必要がないところもメリットの一つです。

反面、重量がかなりあるため、施工に手間がかかり費用も高くなります。また、地震や台風による衝撃で瓦が破損したり、屋根の重量によって建物が倒壊したりする恐れもあります。最近は軽量化が進み、耐震性の高い瓦も出回るようになりました。

主な屋根材の種類② スレート

 スレートとは粘板岩という岩石を薄い板状にしたもので、日本では価格の高さ故にあまり普及していません。一般的に普及しているのはセメントと繊維を混ぜ合わせて作る「化粧スレート」の方です。

重量が軽く安価で設置しやすいというメリットがありますが、反面劣化が早いという点に注意が必要です。劣化を放置すると傷みがすすみ雨漏りの原因につながるので早めの修理や定期的なメンテナンスを心がけましょう。



主な屋根材の種類③ ガルバリウム鋼板

 ガルバリウム鋼板とはアルミニウムと亜鉛、シリコンから造られたメッキ鋼板のことで、軽量で耐震性が高く、サビや色褪せにも強いのが特徴です。

反面、金属で出来ているため断熱性や防音性が低い点に注意が必要です。

 

主な屋根材の種類④ アスファルトシングル

 アスファルトシングルとはガラス繊維にアスファルトをコーティングし、表面に石粒を敷き詰めた屋根材のことで、北米では約80%のシェアを占めています。

軽量のため耐震性にも優れており、防水性や防音性も高いのが特徴ですが、その反面耐火性が低いのがデメリットとして挙げられます。


屋根材を選ぶポイント

 屋根材を選ぶ時は自分が何を優先したいかという点を整理することがポイントです。 例えば多少高価でもいいから長く住みたいとお考えなら耐久性のある瓦の屋根を、重量を軽くして耐震性を上げたいとお考えならスレート屋根を採用という風に考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

 一口に屋根と言っても材料によって特徴が異なり、災害に対する強さも変わります。家を建てる際は屋根についての知識を深めることもおすすめします。

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