エネルギーを吸収できるのが制震システムGVA[ジーバ]
制震システムGVA[ジーバ]とは、制震材を組み込んだダイヤモンド型の制震装置を建物に最適なバランスで設置するシステムのことです。
制震ダンパー、フレーム形状、設置バランスなどシステム全体で最適なエネルギー吸収効果を建物に付加します。制震システムGVA[ジーバ]なら
- 巨大地震から効率よく建物を守ります。
- 繰り返す余震から粘り強く建物を守ります。
- 施工が簡単です。
“揺れ”を的確に抑える技術
消費すれば『エネルギー』は減ります。エネルギーが減ると、揺れは弱くなる。
制震とは、揺れに対してのブレーキ
制震装置の土台や梁との接合部分(=制震ダンパー部分)で、制震材が揺れを受けるしくみになっており、自動車や自転車のブレーキと同様に、 摩擦によってエネルギーを消費します。
ただし、「ディスクとパッド」や「プレートとプレート」のような、目で見て直感できる摩擦現象ではありません。
制震材が利用する摩擦は、なんと自身を構成する分子間の摩擦なのです。 分子同士の摩擦によって、「揺らそうとするエネルギー」を消費して、揺れにブレーキをかけるのです。地震専門家による強力タッグ
世界的素材メーカーのスリーエムジャパン、建築金物大手のカナイ、住宅構造研究所のトップランナーであるMASA建築構造設計室と東京理科大学理工学部、これらのスペシャリストによる協力体制の下、GVAは世に送り出されています。
制震システムのパイオニア
GVA「ジーバ」は、制震という地震対策が世の中に浸透する前から開発・研究を行ってきた製品であり、その実績は100,000棟以上。より品質と信頼性の高い制震システムづくりに挑み続けています。地震の揺れを低減
監修:東京理科大学理工学部井口研究室 / 開発:MASA建築構造設計室
実証実験が示す高い製品力
「頑丈にしたはずの建物でさえ大きくゆれてしまうような状況に、ジーバをプラスしたらどれぐらい揺れを抑えられるのか?
さまざまな実験と検証を繰り返し、より優れた製品の開発に取り組んでいます。
耐震構造のみのモデルと耐震構造にGVAをプラスしたモデルを試験体として使用。阪神淡路大震災級の震度7の地震波を与えたところ耐震構造のみのモデルは筋交いが完全に座屈破壊してしまい、倒壊レベルにまで達してしまいました。一方GVAをプラスしたモデルは揺れを吸収することにより、倒壊せずに構造体も無事でした。実験結果
この実験を解析した結果、GVAをプラスすることで揺れを最大70%吸収することが実証されました。繰り返しの地震に効果を発揮
本震のあとにも余震が・・・最適な構造とは
建物の構造は揺れることで損傷して、強度が低下してしまいます。
連続地震ではこれが繰り返し起こるので脅威となるのです。 大きな地震は本震と同じ規模の余震をともなうことがあります。
地震の揺れの繰り返し
- 新潟中越沖地震(震度6強)
- 最大余震6弱(本震の1分後)余震回数107回
- 能登半島地震(震度6強)
- 最大余震5弱(本震の8時間後)余震回数500回
- 阪神淡路大震災(震度7)
- 最大余震4 余震回数2,649回
- 東日本大震災(震度7)
- 最大余震6強 余震回数10,000回
- 熊本地震(震度7)
- 最大余震7 余震回数2,000回