制震フレーム単体の性能だけで、地震時の建物を守れるわけではありません。
制震フレームの性能を最大限に活かしていくためには、設置する数量・配置などシステム全体が最適でなくてはなりません。
東京理科大学監修のもと、多くの検証実験を経てGVAの設計ポリシーは形作られました。
ジーバは、揺れ幅を最大70%以上抑えることを目指して、理想的な設置数を決定しています。
制震装置は建物に部分的に配置しても、ただそこだけの性能が向上するだけで終わってしまいます。
むしろ偏心や階ごとの荷重を考慮していないと逆効果になってしまう恐れもあります。
建物全体に制震効果をもたらすには、ある程度の数量が必要です。
また、外壁・内壁問わず、必要なところに必要なだけバランス良く配置することが重要です。
例えば内壁だけに偏って配置した場合、建物のバランスを崩してしまいます。
フレーム単体の性能ではなく、建物全体にどれだけ性能を寄与出来るかがが重要!