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自宅に住みながら耐震リフォームは出来る?

はじめに

耐震リフォームをする際、自宅に住みながらリフォームしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。実際、仮住まいに引っ越すとなれば費用と手間が余計にかかるため、出来れば住みながら工事を進めてほしいと思うのも頷けますが、そのようなことは可能なのでしょうか。

住みながらの耐震リフォームは可能なのか

結論から申し上げますと、工事の内容次第で出来る場合と出来ない場合があります。部分的な補修で済むのなら住みながらでも工事は出来ますが、大規模なリフォームになると居住スペースの床や壁を剥がす必要があり、かなり不便な生活を強いられてしまうので仮住まいに引っ越すことをおすすめします。

住みながら出来る耐震リフォーム① ~外壁材の取り付け~

耐震用の外壁材を家の外側に取り付けるリフォームは住みながらでも可能です。古い外壁を外し、内部の補強をした後で下地処理を施してから外壁材を取り付けるという手順です。外壁材は10年前後で劣化するため、このタイミングでリフォームを行うと良いでしょう。

住みながら出来る耐震リフォーム② ~筋交いや構造用合板の取り付け~

筋交いを新たに設置したり、構造用合板を取り付けたりするのも、住みながら出来るリフォームの一つです。建築基準法でも設置が義務づけられているため、自宅の耐震性を上げる方法として最も一般的だと言えます。

住みながら出来る耐震リフォーム③ ~接合部の補強~

筋かいと柱、柱と土台などの接合部を耐震金物で補強するリフォームも家に住みながら出来ます。古い住宅では耐震金物が老朽化していたり取り付けがなかったりする場合があり、そのままでは耐震性に不安があるので、接合部にも気を配るようにしましょう。

住みながら出来る耐震リフォーム④ ~屋根の軽量化~

屋根が重いと地震の揺れによる影響を強く受けてしまうので、材質を軽量化するだけでも耐震性を上げることが可能です。軽い屋根材の代表としては、化粧スレート屋根や軽量瓦などが挙げられます。

仮住まいが必要な耐震リフォーム

規模の大きいリフォーム、例えばシロアリで腐った土台部分を全面的に変える、水回りのリフォームも一緒に行うなどの工事だと生活が不便になるので仮住まいに引っ越すことをおすすめします。土台を変える場合は床を剥がす必要があるので居住スペースがなくなったり怪我をしたりするリスクが増えます。また、水回りのリフォームをするとキッチンやトイレ、お風呂を使いたい時に不便を強いられます。このように大がかりな工事が予想される場合は仮住まいに住むことをおすすめします。

どうやって判断する?

自宅に住みながらリフォームできるかは家の工事の種類や家の状態などで変わってきます。工事に着手する前にまずは耐震診断を受ける必要があります。流れとしては 現地調査 → 耐震診断 → 耐震補強案作成 → 耐震補強工事 の順で行います。補強案が出来た時点で仮住まいに引っ越すか自宅にとどまるのかを考えておきましょう。

まとめ

工事のために仮住まいに引っ越す手間を考えると自宅に住みながら工事が出来るというのは大変魅力的です。しかし、工事によっては仮住まいに引っ越す方が良い場合もあります。まずは業者に耐震診断や見積もりなどを行ってもらい、内容や予算について相談することをおすすめします。

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