GVAさん入りました.これで安心です!
世田谷区在住A様
ビルダー:(株)栄光ホーム(2009年 1月竣工)
ご主人様のおはなし
実は、私の場合、最初に栄光ホームさんからGVAの説明を受けたときには、「大地震の時の建物の変形が 1/2以下になりますよ」という説明を受けましたが、「あ~そうなの!? 」と少し懐疑的に聞き流していました。
震動実験の映像やデータをみせてもらっても、正直ショッキングに感じたり心に響いたりはしませんでした。
「実験は、実際の間取りとは全然違うものだし、自分の家に採用したときに本当にどれだけ効果あるの??」 との思いが強かったからです。
そのほかにもGVAにあまり興味をもてなかったのは、
- お金をたくさん使って予算もないし..
- 基礎にお金使いすぎたし..
- 実際に地震がないと効果がわからないし..
- 震災にあうのは一部の人だけで事故にあうような確率だし
- 地震保険入るし..
という理由もありました。
しかしそんな思いを払拭して、結局 制震GVAを採用したのは、
- GVA工法を入れた場合と、入れない場合の層間変形角データが確認できGVAを入れた場合、震災レベルの地震がおきても建物に損傷を与えない基準をおおむね確保できることが理解できたこと
- 層間変形角データに基づくと、阪神震災レベルの地震が発生したときには、安全基準値内 (人命は守られる範囲内 )はあるが、建物には損傷が発生し、GVA導入費用をはるかに超える修理費がかかると思われたこと
- 家内は阪神震災の経験者であり、直接、アイエムエーの担当者さんとお話しをできたことにより、地震・震災についての考えた方が共感できたこと、また誠意をもって対応してくれたこと
- 他の免震・制震対策との比較においても、効果とコストパフォーマンスに最も優れていたこと
などがその理由です。
奥様のおはなし
『家を建てるにあたって』
神戸の東灘区で被災経験のある私は地震が来たときのことを考えると、「絶対、震度 7でも壊れない家を建てたい」と考えました。
家を建てるというだけで、大きなお金がかかるので制震はプラスアルファ、という考えもできます。でも、建てた後のコストを考えると事前に手を打っておくのが一番だと考えました。
神戸では、家がつぶれて、住宅ローンの上にさらに修繕費がダブルローンになった人、修理にかける費用が工面できなくて持ち家を手放した人がたくさんいます。東灘区の閑静な住宅街が、空き地だらけになったのはお金の問題が大いに関係していました。
日本に住んでいる限り、地震は必ず来ます。命が助かったとしても地震にあった家が、二度目三度目の地震に耐えられるのか、地震のあといかに修理コストを抑えるか、年をとってからの更なる出費はきっととっても辛い。
私たちは、たくさんの制震、免震、耐震構造などを調べました、鉄骨の家も考えました、性能・コスト・費用対効果を熟考しました。
最終的にGVAを選んだのは、設計図面からどれくらいの地震でどれくらい揺れるのか、そこにGVAを入れるとどれくらいの揺れで抑えられるのかシミュレーションでデータを出していただいて、その性能に十分納得できたことです。
その際に、阪神大震災を経験された㈱アイ・エム・エーの社長のご友人のお話、そして社長自らが地震から家を、家族を守りたいという思いで、このGVAの普及に携われていることなどをお聞きして、「これは本物だ」と確信したからです。今、本当に選んでよかったと思っています。
いつか本当に地震が来たときに、制震GVAを決断した夫を誇りに思うことと思います。
ビルダーのおはなし
ご主人様、奥様、おふたりとも、 本当に住まい作りにご熱心で、私どもにもその思いが伝わりました。
このような心のこもったコメントを頂戴できて、本当に感謝いたしております。
我々も一般の施主の方にそこまで専門的なことをご説明したことはありませんでしたが、普段聞きなれないであろう難しい説明を一生懸命聞いていただき、ご理解いただいたうえで、GVAをご採用いただけたので、本当にありがたい気持ちで一杯になりました。
本来全邸サービスで解析を行えばよいのでしょうが、 なかなか手が足りずそこまで至っていませんでした。
しかし、採用のご納得のためにも、今後はできるだけご希望には行う旨を、HPで開示してゆきたいと考えています。
今回の振動解析については、一定の条件 ・・・・・壁倍率から換算した剛性を適用している 耐力壁は1/120から少しずつ壊れてくる GVAの単体試験では1/60までダンパーが働く建物に偏心がない地盤要素は考慮しない・・・・・等を元に行っています。また窓の下の壁等雑壁、仕上げ材の耐力要素は考慮していません。
その土地に来る大地震の波形はわからないので、地震波も阪神淡路大震災の波に限定して検証しています。このようなさまざまな前提に基づく比較ですので、「GVAあり、なしの単純な比較データとしては有効ですが、実際にそこに来るだろう大地震の結果の想定ではない」というご理解が必要になります。
学術的には、木造の振動解析という分野もまだ一般的ではありませんし、制震自体も建築基準法では積極的な評価対象となっていないことはご承知の通りです。
このような状況ですので、個々の建物の解析結果だけの明示的数値がひとり歩きして混乱を招くケースも想定されるため、単純なデータだけの公開は慎重になっておりました。
しかし、専門的なことまで理解したいお施主さんのニーズにもお応えするには、解析の根拠となるダンパーの性能数値や条件設定をできるだけ明示したうえで 解析データを公表する必要性を、認識させていただきました。ありがとうございました。